<<ニュージーランド在住Kさんのメール>>


【07/12/99付E-Mail



はじめまして、私はNew Zealand在住のと申します。Local Church(地方教会)の事を調べていたので興味深く読ませていただきました。

私はNew Zealandに来て、クリスチャンになりました。Aucklandに、日本人教会(ここは普通のプロテスタント系教会で、宗派はありません)というのがあって、そこで神様をはじめて知る機会を持ったのです。

その後、語学学校で知り合った台湾人(結婚してクアラルンプールに住んで、今はNew Zealandに移民してます)が親切にしてくれて、友達になりました。彼女は熱心なクリスチャンでした。友達のいない私の家を頻繁に訪れ、聖書の勉強をしました。私は日本人教会、彼女はその時"Church in Auckland"(オークランドに在る教会)という教会に通っていました。あまりにも熱心に自分の教会を勧めるので一度クリスチャンの私の主人(New Zealand人)と日曜礼拝に行ってみました。主人は10年以上前にクリスチャンになっており、カルト関係に詳しい人です。そして、主人は「こんな気味の悪い集会は二度と来ない!」と言いました。

そこでは、寄付の強要が叫ばれていました。新しい建物を買ったのでお金いるらしいかったのです。7,8人の男性が握りこぶしを机にたたきつけ、「寄付をしろ!寄付をしろ!」と2時間あまりもそればかりを繰り返して、こんな日曜礼拝があっていいのかと私は気分が悪くなりました。その後は、ただある節を誰かが叫び、それについて他の人達がまた叫ぶという異様な雰囲気でした。何も頭に入りません。

日本人教会では、毎週いろんな方が聖書から引用して様々な説明を大人から子供までわかるように説明してくださって、そこへ行けば必ず一つは新しい勉強ができたのです。なのに、このLocal Churchの礼拝は、あまりにもの違うので、こわくなってしまいました。この時はまだこれがLocal Churchだということがわからなかったので、昼間は私は女性だけのミーティングにも行きました。ここでも、勉強といいながら、ただある一節を誰かが叫び、それについてまた誰かが叫ぶというものでした。あとはひたすら、テキストを読むのです。繰り返し繰り返し読むのです。ただ読むので、頭に入りませんと言うと、あなたは慣れてないからだと言われました。声を出して、読む行為だけに集中するのは、時間の無駄に感じました。だって、全然頭にはいらないのですから。

それに、やたらと"Oh, Lord Jesus!"(おお、主、イエスよ!)と言うのも気になりました。何かにつけてこの言葉を言うのです。特に勉強や、ミーティングの前などは、30回や40回唱えます。まるで、お経みたいです。

それから何度かミーティングに誘われたのですが、主人が気持ち悪いというので行きませんでした。その後、主人がそこがLocal Churchだという事を知ったのです。そして、彼女に色々質問をしたら、ただ「もうあなた達とは友達関係をやめます」とだけ言ってきて、無視されました。私達は彼女とその家族を救いたい気持ちで、考えるきっかけをつくりたかったのですが、ご存知のように、彼等はLocal Churchに賛成しない人とは関係を絶ってしまいますので、それっきりです。彼女は17年間、ご主人、娘二人、両親、兄弟すべてがこの教会にどっぷり漬かっているのでLocal Churchから彼等を救済するのは無理だと思っています。長女は先日同じLocal Churchの信者と結婚したのですが、親が決めて、この娘は相手の事をほとんどしらないのです。

私がやっていたのは、Recovery Version(回復訳)という本です。聖書にあの(リーによる)Local Church独特の解釈がついているものです。これが私の経験です。深入りする前にLocal Churchだということがわかって良かったです。主人が見つけていなければ、今ごろどうなっていたかわかりません。



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