オレンジ群の聖徒達のリー氏への公開質問状
1989年2月3日
米国オレンジ・カウンティーの聖徒らがウイットネス・リーに対して提出した公開書簡。もちろんこれに対するリーの回答はいっさいなされていない。
親愛なるウイットネス・リー兄弟:
最近多くの諸地方教会において,特にアナハイムにある教会において,大きな混乱が生じております.悪行に関する多くの告発とレポートが提出されており,それらが聖徒達の間に敵意と分裂を引き起しています.
私たちは特に下記の点について関心を抱いており,これらについてあなたが公式にまた真実に回答されることを切に求めます.
1.1988年 8月28日のアナハイムにある教会の集会において,ドン・ハーディ兄弟は彼がローズミードにある教会の長老職から聖書的でない不当な免職を受けた問題を持ち出しました.ミノル・チェンはこの件につき,またこれを実行するために7人の兄弟を選んだ事についてさえも,あなたと恒常的な完全な交わりを持ったと語ったことを彼は主張しています.しかしながら,あなたはそのことについて何も覚えていないし,そのようなことが起こるべきではないとドン・ハーディ兄弟に対して語ったと彼は言っております.
ミノル・チェンは真実を語っているのでしょうか? あなたはこの件につきどんな関わりがあるのですか?
訳者注:ドン・ハーディ兄弟はリーの息子フィリップの不品行の現場の目撃者の一人である。
2.1988月10月 9日のアナハイムにある教会の集会において,アルバート・クラーク兄弟は,10年前ワレン・ピーターソン兄弟が彼の目であなたの息子フィリップがある姉妹と不道徳な行為をしているのを目撃し,それを長老達に伝えた事件を報告しました.その長老達はあなたにその事件を報告しに行きました.あなたは彼らにそれを対処するつもりだと語りました.もう10年が経っています.
あなたはこのような深刻な問題をすでに対処したのでしょうか?
3.あなたはあなたの息子フィリップをあなたのミニストリー・オフィスの長に任じました.あなたの本“時期を得た言葉(A Timely Word)”の 39 ページ,リビングストリーム・ミニストリー・オフィスという見出しのもとであなたは述べています:
“リビングストリーム・ミニストリー・オフィス”は私の務めに対して2点において奉仕するための単なるビジネスのオフィスであるにすぎない:書物の形で私のメッセージを出版し,それらのメッセージをヴィデオとオーディオテープで配布することである.それがミニストリー・オフィスがなすすべてであり,それ以外は何もしない.”
あなたの息子フィリップはそのようには行動していません.それどころか中国語の働きにおいて責任をとり,FTTTの訓練においては指示を出し,多くの諸地方教会の長老に指図を与えています.彼は前述した姉妹との件に関わったのみでなく,それから以後も,あなたのオフィスにおいて幾人かの他の姉妹達と"欲望深いこと"に関わり続けております.あなたはそれを知りながらそれを黙認し,あなたの息子の誤った行為を覆い隠しております.したがって私たちはあなたが主に対してまた聖徒達に対して責任があるとみなします.
あなたはどう弁明しますか?
4.1988年の夏の訓練において,メッセージ27,ポイント6で,あなたは“もしある者が罪を犯しながらも主の食卓に来るのであれば,彼を主に委ね彼を裁くべきではない”と言っております.あなたのこの教えはマタイ 18:15,ルカ 17:3 及び第Iテモテ5:20に言われていることと真っ向から矛盾します.
あなたはこれをどう説明しますか? またそう語るあなたの動機は何ですか?
5.1989年1月 7日のロサンゼルス・タイムス紙と,1989年1月20 日のクリスチャン・リサーチ・ジャーナル誌は,あなたとあなたの息子フィリップ,そして諸地方教会に損傷を与える記事を書きました.
1977年,“神-人(The God-Man)”及び“洗脳者達(The Mindbenders)”と題された本が現れたとき,われわれはこのような“中傷的な”攻撃には耐えられないとあなたは語りました.これらの批判に関して,あなたは“沈黙は同意を意味する”と言って訴訟に持ち込みました.
前述の2つの記事は先の2冊の本よりももっと深刻な広範な損傷をもたらしております.
あなたはこれをどうするつもりですか? 回復はそれらの評価とともにどう前進できるのでしょうか?
主の回復にあるすべての聖徒達のために,可及的速やかに前述の5点につき,私どもに回答されることをお願い致します.
問題を憂慮するオレンジ群の聖徒達