香港教会の声明文
中国大陸におけるウイットネス・リーを"キリスト"として崇める
大群集の存在の報告とそれを罪定めする香港教会の出した声明文
欧米圏のローカルチャーチではさすがに関係を否定している。
最近各方面から伝わってくる消息によれば,中国大陸において極端に李常受(ウイットネス・リーの中国名)を崇拝する大群衆がおり,人が聞くのも恐れるような多くの話し方ややり方が発生しています.以下,それをいくつか列記します.
1.1991年5月:香港で出版されている「中国と教会」の第83号に,一人の台湾から江南省 州に行った招兄弟がその村での家庭集会を訪問したことが報道されていました.そこの責任者が「私たちは今やイエスを信じるのではなく,李常受を信じるように改心した.イエスはもはや過去の人であって,彼は世人を救うために再来しない.李常受こそ私たちを救うために再来する」と言った.また報道によれば,ある集会の中で人々は大声をあげて詩歌を歌うが,その詩歌を歌いながら李常受を礼拝して止まず,例えば詩篇 150篇を変えて,「私たちは李常受をほめたたえなければならない.息のあるすべての者に李常受をほめたたえさせよ!」と叫んでいる.6,7名のある伝道者たちは極力声を張り上げて,李常受は主であり,王であり,すべての王の王である,と叫んだ.また,すでに聖書は無用であり,ただ李常受のメッセージを聞けばよい,等々.彼の指導者が,ある人は聖霊に感動されて李常受は主であると言っている,とひたすら強調し,1988年3月に神の霊はすでに李常受の身の上に下ったとさえ宣言しました.甚だしきに至っては,氏名を李と改めて,李常受は自分の父親,あるいは祖父であるとしたり,彼らの伝道者は王の子供たち,李常受はすべての王の王,彼らは小さい王であると強調している.その地方付近において,この種の人たちが1000名を越えており,その大部分が初信者である.しかし堅くイエスを信じているクリスチャンはほんの20名を越えるに過ぎない.
2.1990年9月:香港の宣教ラジオセンターの月刊誌「中国代祈」は,「黒龍省に住むある農村の信者達からの手紙によれば,外地からの伝道者がきて,米国で李常受と呼ばれている一人の人のことを宣べ伝えて言うには,イエスはもう古い,権威は李常受に与えられた」と伝える.
3.1990年5月:江南省清豊県のある兄弟からの手紙によれば,李常受を信じる多くの人々が至るところで「李常受よ!」と叫んでいる.彼らは李常受こそは終わりの時に来るべきその方であり,またイザヤ41:2の言う「東方から起こされた人」であると言っている.彼らは常受のバプテスマを受け,常受のパンを裂いている.彼らは言う,エホバは聖なる父であり,イエスは御子,聖霊は常受である,常受はイエスの継承者であり,彼は啓示録5:1−5で言う「七つの封印を解く者」である,と.山東省から来た手紙にも同様の事情が報告されていた.
4.1991年5月:一人の安徴省の伝道者朱兄弟が証しして言うには,河南,安徴,山東黄河流域さらには東北黒龍江など至るところで人々が「常受は主であり常受は神であり,常受は宇宙の元首であり,いかも唯一の真なる神である」と言い,集会の中で李常受の名を高く挙げ,彼のメッセージを‘食’している.
5.東北国龍江一帯において,多くの人々が集会の時に,「李常受キリスト,李常受主」あるいは「おお,李常受キリスト,アーメン,ハレルヤ!」と叫んでいる.
6.安徴のいくつかの地方では集会の時に兄弟姉妹に向かって中央に一つの空の椅子が置かれており,その意味は,「この椅子は李常受のみ座として造られたものであり,彼と私たちは同在している」というものである.
これらの邪悪な事件で無知な群衆は公然と一人の人を偶像とし,彼を礼拝しています.これは必ずあの悪しき者から出て来たものに違いありません.私たちはこのような出来事に対して,深い耐えられない痛みを覚えます!
私たちはここで厳粛に以下の声明をします:私たちはこれらが悪魔の道理であると罪に定め,主イエス・キリストの名によって厳しく断固としてこれらの異端・邪説を叱責します.
香港教会全体長老同工
1991年6月4日